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うまく書けない。めんどくさい、続かない。
私たちは生まれてから今まで、どれだけの人に「日記を書くといいよ」と諭されてきたでしょうか…。
私も振り返ってみると、両手じゃ数えきれないくらい、日記を書く(or 書かされる)機会がありました。
小学生の夏休みの宿題といえば、数ページの絵日記や、毎日の1行日記。
日直当番がまわってきたときのクラス日誌。
前略プロフやmixiに、自意識の塊のような記録を残していたこともありました。
――でも、なんとなく続かなくて。めんどくさくて。
それは、「人に読んでもらうための、評価されるための日記」だったからかもしれません。
廃れない日記文化
どうやら、巷では日記ブームがじわりと来ているようです📝
ファッション誌『ELLE JAPON(2023年9月号)』のフランス版リポートには、ジャーナリスト・心理学者・アーティストなどによって、手書きの日記が「再評価」されていると記されています。
2023年7月発行の児童文学書『さみしい夜にはペンを持て』(古賀史健 著)は、日記を書くことの価値を再考させられるストーリー。この本は子供から大人まで読まれていて、発売1か月で4万部突破したとのこと。
また、ある小説家は「誰にも見られない日記を書けば、自分の中へ集中していける。ノイズを取り除いていくことができる」と話していました。
「自分だけが読む日記」の効能
日記の効能を挙げると、以下の通りです。
・世間の価値観に惑わされず、自分の好き嫌いを知ることができる
・感情や疑問を書きだしていくと、癒しを得られる
・今の体験を忘れない。未来の自分と時間を越えて共有できる
・自分がどこに向かっているのか、何を考えているのかを客観的に観察できる
・素直な文章を積んでいくと、自分の性質傾向と対策がわかる
・(アナログの場合)PCやスマホのスクリーンから離れる時間を作れる
先生からA評価をもらうためでも、誰かに共感してもらうためでもない、自分だけが読む日記。
なにかとすぐにジャッジメントされてしまうSNS投稿とは、少し違った体験ができそうです。
恥ずかしい文章でもいい。大人こそ、日記が必要?
大人になった方々こそ、誰にも読まれない日記でのびのびと文字をつづってみてはいかがでしょうか。
(「同居人や家族に盗み読みされるかも」と気になる人は、南京錠みたいな鍵付きの日記帳もおすすめです)
私もアナログな「3年日記帳」を使って、くだらないことから深い悩みまで、だらだらと書いています。毎日書きつづけられなくても、じわじわと自分の血肉になっていると感じています。
どこにも公開しない。書いていけないものはない。
見栄やコンセプトもいらない。
これってすごく贅沢じゃないですか?
あたたかい春に向けて、日記を始めるのもいいかもしれません。
気になった人はぜひ試してみてください!