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~センス・オブ・ワンダーという言葉と、私たちのすでにもっている感覚について~
みなさんは最近どんな本を読んでいますか?
春に向けて、自然や感覚にまつわる2冊をご紹介します。
『センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン
環境保護の先駆者といわれているアメリカの生物学者、レイチェル・カーソン。
彼女の世界的ベストセラー『センス・オブ・ワンダー』を大人たちが読むタイミングは、どこか必然的。誰かに押しつけられた義務感からでも、高度な知識を武装するような虚栄心からでもなく、ただ「読みたくなった」ときのように思います。
流れる雲、鳥の声、植物の声。豊かな自然の中でなにかを感じ、心の底から湧き上がる情感を受けとめる。私たちがすでに必ず持っている喜びの感覚を、やさしく呼び起こしてくれる1冊です。
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『センス・オブ・何だあ?―感じて育つ―』三宮麻由子
4歳のときの目の手術で「光と完全にさよならしました」と語る、三宮麻由子さん。
三宮さんの著書『センス・オブ・何だあ?』は、手や耳、鼻で感じとったものを「何だろう」と思いめぐらせる楽しみを伝えてくれます。
私たちの暮らしのなかには、たくさんの風景がある。
三宮さんのやさしい言葉づかいやテンポ感が読みやすく、ふっと心が温まるような感覚になります。
ページの各所にちりばめられた、造園家・イラストレーターの大野八生(やよい)さんの絵からも想像が広がります。
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