「台詞覚えが思うように進まない…」
「自分の頭の中のイメージをうまく表現できない」
と思ったことはありませんか?
これらの問題は、自分への理解を深めることで解決できます。
今回は、視覚・聴覚・体感覚の優位性について解説していきます。
人それぞれが持つ強みを活用すると、効率的に行動を進めたりイメージをふくらませたりすることができますよ。
目次
記憶やイメージは人それぞれに個性がある
突然ですが、
「海」を思い浮かべてください。
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どんな海の光景をイメージしたでしょうか。
人間は、想像や記憶をするときに「視覚・聴覚・体感覚」の中から得意な分野を使います。
例えば、「海」と言われても人それぞれに想像するものは少しずつ異なります。
視覚が優位な人 | 【目で見えるもの】 満ち引きを繰り返す波 / カラフルなパラソル・水着 / 水平線に沈む太陽 など |
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聴覚が優位な人 | 【耳で聞こえるもの】 ザーザーという波の音 / 遊ぶ人の笑い声 / カモメの鳴き声 など |
体感覚が優位な人 | 【その他・触覚で感じられるもの】 塩や海藻のにおい / ヒヤッと冷たい海水 / 海の家で売られている焼きそばのソースの香り など |
今、もし周りに人がいれば、「ちょっと海を想像してみて」と聞いてみてください。
きっと自分がイメージしたのとは違った答えが返ってくるでしょう。
これが、ユニークなポイントなんです。
自分が持っている優位な感覚は、ぜひどんどん日常に活かしていきましょう。
視覚・聴覚・体感覚の優位性を知るメリット
視覚・聴覚・体感覚を知ると、以下のようなメリットがあります。
- 自分の頭に残りやすい感覚やイメージがわかる
- 自分の目標や理想形のイメージが明確になる
- 他人と自分の違いを知ることができる
1.自分の頭に残りやすい感覚やイメージがわかる
台本を覚えるときは、優位な感覚を使うと頭に入れやすいです。
例えば、
- 視覚優位:書き出してまとめ、絵のように書いてある場所で記憶する
- 聴覚優位:自分で読んだ台詞を録音して聞く
- 体感覚優位:体を動かしながら声に出して読む
のような方法があります。
また、日記やメモを優位感覚に合わせて書くと、思い出を長く記憶に残すことが期待できます。
2.自分の目標や理想形のイメージが明確になる
自分の優れた感覚は、目標や夢をリアルにイメージするときにも便利です。
理想の生活や環境では、どんな感覚を持ちながら暮らしているか(見えているもの・聞こえる音や周りの人の声・着ているものの質感や周りのものの材質)を想像してみてください。
まるでその場に居るかのようにリアルに描ける将来像は、やんわりとイメージした将来像よりも格段に実現しやすくなります。
3.他人と自分の違いを知ることができる
自分を理解することは、相手との違いを認識することにもつながります。
自分が視覚優位だからといって身振り手振りで指示を出していても、後輩や部下は聴覚優位で論理的にはっきりと言葉で表してくれないと理解しにくいタイプかもしれません。
まずは自分の傾向を知ることが、相手に合わせたコミュニケーションが取れるようになる第一歩になります。
視覚・聴覚・体感覚の違いや特性を活用していこう
視覚・聴覚・体感覚の優位性について解説してきました。
自分の得意な感覚は見つかったでしょうか?
人それぞれ情報処理のときに使いやすい感覚がありますが、必ずしもひとつとは限りません。
これらの特性は、創作活動の効率化・生活の向上・スムーズなコミュニケーションなどの助けになります。
ぜひ自分の優位感覚を日常に活かしていきましょう♪