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「相手が自分の思い通りに動かない」と悩む監督・演出家・先生へ

「俳優がいうことを聞かない」「現場がのろのろしていて自分のペースに追いついていない」「演出の意図が伝わらない」など、監督・演出家・先生の悩みはさまざまです。「思い通りにいかないと、ついキレてしまう」という芸術分野の方もいるのではないでしょうか?

しかし、思い通りにいなかくても、周囲に怒鳴ったり、不機嫌な態度で威圧することは逆効果です。周りの人はあなたに敵意を持ったり萎縮したりしてしまうので、さらに「うまくいかない」という負の連鎖を生むことになります。

創作や芸術指導の場で、自分の思いを伝えるには、「相手をよく知ること(安易に決めつけない)」「相手と本当の信頼関係を築くこと」が大切です。これは、権力が上の立場から一方通行でおこなうことではなく、俳優・生徒などの相手との相互交流で得られるものです。

人間は、グラデーションのようにいろんな価値観の人がいて、どんなことに感動するか、どんな心の傾向があるかが異なります

例えば、ギリシャ哲学をもとにした「エニアグラム」という考え方では、人には大きく9つの性格タイプがあるといわれています。コミュニケーションスタイルや得意な役割が違うのに、「なんで通じないんだ!」「自分と同じように考えてくれ!」と怒るのはどうでしょうか。自分の独りよがりにすぎませんよね。

相手への決めつけや怒りは、コミュニケーションの亀裂を生みます。伝わらない相手こそ、よく観察して対話してみてください。

監督・演出家・先生・師匠。そして、俳優・ダンサー・弟子など、あらゆる立場の人がのびのびと創作表現できますように。